「サンスマイル」の物語Story of Sun Smile

「僕も食べてみたい」——
その一言がすべての始まり
私たちのグループ会社では、障害児童福祉サービスを行っています。未就学児から高校生まで、多くの子どもたちが試練を乗り越えながら成長していきます。
しかし、高校を卒業した後、一般就労の壁はまだまだ高く、社会に出ることが難しい現実があります。中には自信を失い、引きこもってしまう子どもたちも少なくありません。
「そんな子どもたちが安心して活動できる場所を作りたい。誰もが笑顔になれる場所を提供したい。」
そう考え、バウムクーヘンショップ「サンスマイル」をオープンしました。
「僕も食べてみたい」—— その一言がすべての始まり
ある日、学童の子どもたちと一緒におやつの時間を過ごしていたときのことです。アレルギーのある子が、みんながおいしそうに食べているおやつを見つめながら、ポツリとつぶやきました。
「僕も食べてみたい……」
その言葉に、私たちは胸を打たれました。「食べたい」という当たり前の願いが叶わない子がいる。それなら、みんなが安心して食べられるお菓子を作ろう!
そう決意し、グルテンフリーの米粉を使ったバウムクーヘン作りを始めたのです。
「誰にでも太陽の温かさは降り注ぎます。誰もが笑顔になれる場所を。」
これが、サンスマイルという名前に込めた思いです。すべての人が太陽の温もりを感じ、笑顔になれるように。お店が、子どもたちにとっても地域の人々にとっても、温かい居場所になれたらと願っています。

地元の恵みと、安心・安全へのこだわり
私たちのバウムクーヘンには、地元で大切に育てられた自然栽培米や特別栽培米、無農薬のお茶、お砂糖にもこだわったものなど、体に優しく、アレルギーを持つ子どもたちも安心して食べられるように—— そんな思いを込め、一つひとつ丁寧に焼き上げています。
サンスマイルは、ただのバウムクーヘンショップではありません。
ここで働く子供達、訪れるお客様、そして地域の皆さんがつながり、温かい笑顔を交わせる場所です。
「僕も食べてみたい」という一言から始まったこのお店で、たくさんの笑顔が生まれることを願っています。